○議長(
森田一成君) 質疑に入ります。 通告がございますので、発言を許します。 30番松石君。 (30番
松石聖一君 登壇)
◆30番(
松石聖一君) 皆さん、おはようございます。 ただいま報告のありました案件につきまして、さらに詳しく知りたいので質疑をさせていただきたいと思います。 基本的には、今ありました
富雄北で起こりました報告第64号、道路の
管理瑕疵にかかわる問題、それから第65号、これは私の町内といいますか、大森町で起こった事故、第67号につきましては、
こども園の関係、そして第68号は、同じくこれも直近の
済美小学校の前で起こされた事故についての課題であります。 特にこの第64号につきましては、実は9月議会におきまして、これは100万円以上の
損害賠償請求、和解ということでありましたので議案として提案されましたので、私も本会議で質問、質疑じゃなくて質問をさせていただきました。今回は軽微な事項ということでございますので、今市長が報告されたことについて、私から質疑をさせていただきたいと、このように思っているところでございます。 一問一答形式で行いますので、まず第1問でございますけれども、今、極めて簡単に報告をいただいたわけですが、報告第64号、これは
富雄北におきまして、これは多分
開発引き継ぎ道路だと思いますが、この道路の勾配が非常にきついために、そこを通った車の底、底部といいますか、あるいは
バンパーといいますか、これが損傷したと、この案件についてであります。順次質疑していきますが、この件につきましてもう少し具体的に、どのような状態で、その後どのような対策をされたか、このことについて市長から承りたいと、このように思っております。 第1問を終わります。
○議長(
森田一成君) 市長。 (市長
仲川元庸君 登壇)
◎市長(
仲川元庸君) お答え申し上げます。 報告第64号の事故の概要についてということでありますが、本件につきましては、本年6月に奈良市
富雄北三丁目地内の
市道西部第568号線の
道路勾配が急勾配となっております坂道におきまして、
通行車両が
道路面と接触をし、
フロントバンパーなどが損傷する事故が発生をしたものであります。 調査をいたしましたところ、道路の勾配が24.7%の急勾配となっておりまして、
注意喚起のための標識も不備があったということでございます。また、この道路は、昭和48年に民間の
開発事業に伴いまして整備をされたものでありまして、その後、市が
引き継ぎを受けた道路でございますが、
道路勾配が
道路構造令の
基準--12%以下となってございますが--これを満たしていない道路となっているところでございます。 市といたしましては、対策としては、事故のございました場所、またその近接地につきまして、「急な坂 下り注意」と表記をいたしました標識を新たに4面設置させていただいております。また、今後、
開発道路の
引き継ぎを受ける際には、このような事故が発生をしないよう、
道路構造令の基準を満たしていることを確認するということはもちろんでありますが、周辺の地形などにより安全が確保されているかなど、より一層慎重かつ厳格に審査や指導を行っていきたいと考えているところでございます。
○議長(
森田一成君) 30番松石君。
◆30番(
松石聖一君) 大変詳しく報告といいますか、御答弁いただきましたので、一つ疑問がいつもあるんですがね。第66号というのを今回は質問の対象にしませんでしたけれども、これは都祁のほうで、穴ぼこによって車のホイールが損傷したと、こういう事案でありますけれども、穴ぼこにしても、あるいは今回のこの道路ですが、これ、私も現場を見まして、この道を車が通っておりるかというのを率直に考えました。今市長からは24.7%という勾配ということで、それは本当に、私はずっと上から行ったんですけれども、下を見て、ちょっとこれをおりる自信ないなというのは率直に感じました。そのくらい急勾配。それどころか、下手したら転がんのちゃうかなと。一言でいえば、大変危険を感じるような道路であります。ただ、この道路を、じゃ、通らずに行こうと思うと、結構な遠回り。それも非常に狭隘な道路を遠回りすることになるそうです。 それでまず、2点目の質問なんですけれども、例えば穴ぼこがあって、そこに実際車が走ってきて突っ込んだとかですね、今回の場合でも非常に危険だなというのは
普通認識があると思うんですけれども、そこを通らなければならなかったのか、無理して通ったのかはわかりませんけれども、通ったことによって
--行為者というのは、実は、これは車の運転手ですね
--管理責任が問われている、今市長から報告のあったとおりでありますけれども。 そこで、この事故の
過失割合、これは、和解に至った
過失割合というのは何%というふうにされておりますか。
○議長(
森田一成君) 市長。
◎市長(
仲川元庸君) 2問目以降は自席でお答え申し上げます。 今回の件につきましては、市が100%となってございます。
○議長(
森田一成君) 30番松石君。
◆30番(
松石聖一君) 確かにこれは、問題は
開発道路で引き継いだと。しかし、その24.7%という非常に危険な、このままでも私は危険だと思う。 ただ、今申し上げましたように、じゃ、通行どめをかけることができるかというと、ちょっとこれも
生活道路になるのかな--横に歩道がありましたけれども、なかなかとめるということは非常にしんどいと思います。 では、この道路を、例えばもう少し
道路構造令に合う形に改修することができないかと、物理的に改修することができないかということですが、その点についてはどのように考えていらっしゃいますか。
○議長(
森田一成君) 市長。
◎市長(
仲川元庸君) 現場の
周辺環境等も考えますと、現実的には、構造的な改修をすることは極めて困難であると考えております。 そういった意味におきましては、先ほども少し申し上げましたような
注意喚起を、よりしっかりと行うなどの対策を考えていくということが現実的な対応であるというふうに考えております。
○議長(
森田一成君) 30番松石君。
◆30番(
松石聖一君) 確かに物理的な改修は非常に困難だろうということは、私も理解することができます。 しかし、現実に車が通ってですよ、こういう事故があって、この状況を考えてみたら、ここを車が通ることは可能ではある。車が通ると--実は車種も聞いているんですけれども、
普通そこらにある、多分議員の方もたくさん乗っていらっしゃる車両ですから、車でそこを通れば、また同じことになると。特にこの道路については、例えば過積載というか、そこそこ積載している車だったら、下手したらブレーキをかけてもとまらないと。じゃ、どういうふうにするかというと、市長から今答弁があったと思いますけれども、やっぱり対策としては、それなりの対策が必要なんだろうと。路面について、それこそ
カラー標示をするとか、こういったことがぜひ必要ではないだろうかと私は感じているわけなんですけれども、ぜひともこの対策について、市長のほうで取り組んでいただきたいと思います。 それでは、次の課題につきまして、これは報告第65号についてであります。この案件につきましては、市長からも今報告があったわけですが、さらに詳しく、これ大森町の交差点なんで、実は私自身もほとんど毎日通っている道なんです。あんな広いところで、あれだけ見通しのいいところで、信号もきちっと整備されているところで、どうしてこういう追突事故みたいな形の事故が起こるのかということについて大変気になっております。 そこで、質問したいと思いますが、この事故は、いわゆる今回報告のありました物損事故で終了するのか、あるいは中身的に言いましたら、これも奈良市のパッカー車と、それから軽トラックとの、いわゆる追突事故であります。 そこで、これは人身事故にも発展しているんではあるまいかと、このように考えますが、その点についてのさらに詳細な御説明を求めます。
○議長(
森田一成君) 市長。
◎市長(
仲川元庸君) 今回の事故につきましては、まず、物損か人身かということでございますが、人身事故でございます。この件につきましては、車間距離を十分にとっていなかったこと、また前方確認が不十分であったことなどが原因であると考えております。 今後このようなことがないように、しっかりと指導もしていきたいというふうに考えております。
○議長(
森田一成君) 30番松石君。
◆30番(
松石聖一君) 今申し上げましたように非常にわかりやすい、私も毎日通っている道なんで、あれ、何でここで事故が起こるんかなと。市長から市長なりの事故の原因について報告があったわけですけれども、もしこれはブレーキをかけたが、とまれずに追突したということがあれば、市長が言われたような原因であろうというふうに分析されていると思うんですけれども、例えば、これも9時ごろの事故だったかと思うんですが、収集に無理はなかったか。例えば過積載であって、とまれなかったんではあるまいかということも想定されるわけですし、また必要以上に急いでいたんではないかということも想定されるわけです。そういったことについても、ぜひ検証が必要ではないかと、このように思うわけです。 市長から今人身事故というふうに説明されましたが、今回提案されておりますこの報告第65号でしたかね、これにつきましては、これで完結しない、多分、人身事故ということであれば、当然それに対する補償も出てくるんかなというふうに思うわけです。 そこで、人身事故の分についての交渉等はどのようになっておりますか。
○議長(
森田一成君) 市長。
◎市長(
仲川元庸君) 本件につきましては、全国市有物件災害共済会におきまして、現在、
相手方と交渉を行っている次第であります。
○議長(
森田一成君) 30番松石君。
◆30番(
松石聖一君) すると、私は中身はわかりませんけれども、例えば物損はこれだけですよ。今回幾らでしたかね、額的には、相手はトラックですし、そんなにかかっていないわけですけれども。ところが、これ人身分になっては、この相手の方は頸椎捻挫、いわゆるむち打ち症というふうに聞いているわけですが、現在も通院されているというふうに聞いております。そうなると、これは非常に大きな額になってくる可能性もないとは言えないと、このように思うわけです。 今回、この質問というか質疑をするに当たって、ちょっと私なりに調査をしてみました。平成25年以降しか私は資料を持っておりませんが、平成25年に議会に報告された案件を全て見たわけなんですけれども、奈良市に瑕疵責任がある
損害賠償、これは
損害賠償、いわゆる土木管理課のように、先ほど申し上げたようなことも含めてであります。これは278件、総額は9695万2175円と、およそ9700万円に上ると。5年間でこれだけ奈良市に瑕疵があったということで
損害賠償に応じているわけです。もちろん、この中には、先ほどの土木管理課のように、これ100・ゼロになったみたいですけれども、それでも、とまっている穴ぼこに自動車が突っ込んでと、そういった事案もありますけれども、その中で特に目につきますのが収集課の事故です。この収集課の事案は、先ほど申し上げた278件のうちで、およそ75件を占めています。その他環境清美工場は7件、まち美化推進課28件、リサイクル推進課8件と、環境部の事故が278件中の118件、42%以上を占めているわけです。そして、その事故に対する補償額というのは3800万円。 これだけ小さな事故が多いですから、恐らく数万円とか十数万円とかこういった、中には700万円近い事故の補償も散見されますけれども、こういったことを考えますと、私は市民の皆さんの要望に応えていただいて、非常に狭い場所の収集に取り組んでいただいているということについては十分理解をしていますが、このような数字を見る限り、やっぱり何らかの改善とか対策が必要ではないだろうかと思いますが、この事故以降、どのような対策をとられたかについて説明をお願いします。
○議長(
森田一成君) 市長。
◎市長(
仲川元庸君) 今回の事故の特に原因といたしましては、車間距離の不足、また前方確認の不十分さということが原因であったと考えております。 運転をしておりました当該の職員につきましては、課長より、車間距離を十分とり、常に安全運転に努めるよう既に厳重に注意をさせていただいたところでございます。また、毎朝の朝礼の際にも、運転手に対しまして安全運転に努めるよう
注意喚起を行うことだけではなく、作業員に対しましても、後方確認等運転手の事故防止に協力するような呼びかけをさせていただいております。 また、先ほど御指摘をいただきましたように、収集体制につきましても問題がないか再検証し、収集時間や作業量に問題がないかなど、作業工程の点検を行い、問題点を洗い出しまして、対策を講じてまいりたいと考えております。
○議長(
森田一成君) 30番松石君。
◆30番(
松石聖一君) 大体市長の御答弁で結構と思いますが、私は交通関係の知り合いも非常に多いわけですね。例えばこれだけの事故を起こしたら、小さなタクシー会社だったら、即、もうお手上げになってしまうやろうと。どういうことをやっているかということは、例えば小さな事故であっても、事故が起こると、内部的には規律の問題で始末書やとか、それがボーナスにはね返るとか、こういうことはあるんですが、こんなことは奈良市のほうでできることもないと思うんですけれども、問題の共有なんです。例えばこの事故の分析、例えば後ろを、多分2人乗務でやっていると思いますけれども、これは第68号のことを言っている部分もあるんですけれども、やっぱり問題の共有と、それから同じ事故を起こさないために、例えばその事故の概要について分析して張り出すとか、そういうことが必要ではないかというふうに今感じております。 第68号につきまして、一応通告の中に入っているわけですが、これもまた私の、それこそ近くの
済美小学校の正門のすぐ横で起こった事故であります。この事故につきましては、バックして
隣接地の瓦を壊したと、こういった事案のようであります。事故そのものは、朝9時20分に発生と報告されておりますので、児童の登校が終了しているわけだと思いますが、しかし、これ学校の正面の前でやっているわけなんで、やっぱりおくれて来る子もおるでしょうし、十分対応する必要があろうかというふうに思うわけです。 そこで、バックで収集する必要が果たしてあるんだろうか。私もこの場所をよく知っているんですけれども、奥にあったアパートにもうほとんど住人もいなくなったりというような状況もありますから、この際、奈良市全体を含めて、例えばバックで収集とか、あるいは収集方向、急いでいたか何か知りません、先ほども一部言いましたけれども、こういったことについての検証がぜひ必要ではないかと思います。 この問題については、市長に先ほど御答弁いただいたので、さらに質問することはしないんですが、ぜひとも対応していただくようにお願いしておきます。 次に、報告第67号についてです。この報告は、
都祁こども園において、
草刈り作業中の飛び石によって駐車中の乗用車のガラスが割れたと、こう聞いています。
損害賠償額が、軽自動車のガラスが割れたにつきましては約35万円と。ちょっと私も交通関係でいろいろそういう事故の相談を受けるんですが、ちょっと高額かなという感じを受けております。 そこで、少し質問したいと思います。この事案についてなんですけれども、これは、例えば行為した人がとか、いろいろあると思うんですが、もう少し詳細に、どういう事案だったかということについて御説明いただきたいと思います。
○議長(
森田一成君) 市長。
◎市長(
仲川元庸君) 本件につきましては、奈良市立の
都祁こども園におきまして、職員と、それから保護者の方と一緒に園庭、そして園の周辺の
草刈り作業を行っていたときの事故でございます。 この作業といたしましては、草刈り機5台を使いまして、手作業で手分けをして行っていたものであります。そして、その
草刈り作業中に、園の駐車場に車をとめて草刈りに参加していただいていた保護者の方がおられたわけでございますが、草刈り機を使用したときに石がはねまして、飛び石がその車に当たって車のガラスが、リアガラスですね、割れてしまったと、そういう事故でございます。
○議長(
森田一成君) 30番松石君。
◆30番(
松石聖一君) 今のお話でいいますと、例えば保護者の方がですね、言ってみればボランティアですわな、ボランティアで園の草刈りをしておったと。その草刈りをしていたときに、横にあった車に対して草刈り機のはねた石が当たったのであろうというふうに想像されておるわけですね、これ。きょうも市長からも報告がありましたけれども、中庭で今、庁舎の耐震化の工事を進めております。 上から見ておりますと、周りをブルーシートなり、あるいは囲ってやっているわけなんですが、今回のこの事案については、横の駐車場に車がとまっているということが、普通はわかると思うわけですけれども、それに対して、この草刈りのために、例えば通常、業者がやれば、コンパネを立てて石が飛ばないようにするとか、あるいはまたブルーシートで囲うとか、そういったことを当然するべきではなかったのかというふうに思うんですが、こういった作業について取り組まれておりましたでしょうか。
○議長(
森田一成君) 市長。
◎市長(
仲川元庸君) 今議員御指摘の通常、プロの方がなさる際にブルーシートまたはコンパネ等で石が飛ばないようにという対策をするということについては、今回、おっしゃっていただいたように、ボランティアでお手伝いいただいたということもありまして、そのようなしっかりとした対策ができていなかったという状況でございます。
○議長(
森田一成君) 30番松石君。
◆30番(
松石聖一君) ということは、その車の所有者、今回の和解の
相手方ですね、その方と、それから実際の行為者は、草刈りをしていた人との関係というのは同じ保護者の方同士でしょうか。
○議長(
森田一成君) 市長。
◎市長(
仲川元庸君) 車の所有者も保護者の方で、原因となった作業者も保護者の方であるというふうに聞いております。
○議長(
森田一成君) 30番松石君。
◆30番(
松石聖一君) 同じように、これの
過失割合といいますか、当然、車の残存価値とか何とかあると思いますが、そんな難しいことを言わなくても、35万円でしたか、損害を与えて、結果として与えたわけですが、行為をした人も保護者、それから今回の行為者の
相手方も保護者と、こうなってくるわけなんで、なかなか人間関係の難しいところもあるかと思うんですけれども、この場合の奈良市が瑕疵責任を負わなければならない理由というのは、一体どこにその瑕疵があったのか、その瑕疵の部分について御説明いただきたいのと、あわせまして交渉の中での
損害賠償の
過失割合と、先ほども聞きましたけれども、これはどのようになっているかについてお聞かせいただきたいと思います。
○議長(
森田一成君) 市長。
◎市長(
仲川元庸君) 今回の件も学校災害賠償補償保険の手引に基づきまして、保険会社も交えて議論をさせていただいております。 その中におきまして、今回市立の
こども園でのボランティアでの作業中であるというようなこと、また、それらにつきまして、その作業中に発生をした事故であるということでございますので、
過失割合につきましては、奈良市が100%という形となります。 先ほどもお話がありましたように、
草刈り作業を始める前に参加者の方々に
注意喚起などを行う、もしくは事故の発生を未然に防止するためのブルーシート、コンパネ等のそういった対応が十分なされていれば防げた事故であったということも言えるかと存じますので、そういった意味におきましても、市に責任があると考えた次第でございます。
○議長(
森田一成君) 30番松石君。
◆30番(
松石聖一君) 大体内容はわかりました。やっぱり問題点としては、作業をする前に十分危険性だとか、あるいは本来注意義務を、これはどこが負うべきなのかわかりませんが、果たさなかったと。そのことによって、結果としてこういう事案が起こったと、こういうことになると思います。現場を見てみますと、これも歩道を挟んで、わずか数メートルのところに車がとまっていると。これ常識的に考えて、子供がそこで遊んでいたら、そんな草刈りしないと思うんですよ。どうですか、すぐその辺で子供が遊んでるのに、危なくてできませんわな。また、言葉をかえれば、やり方次第では、作業している人自身も、本来それが職業の方ではないと思いますから、自傷事故といいますか、そういうことになる可能性もあったと。 そこで、やっぱり奈良市の最大の瑕疵というのは、事前にその危険性について説明しなかったということ。それから、もう時間の関係もありますから余り申し上げないですけれども、作業するのに、果たして誰が立ち会っていたんだろうかということです。 質疑でございますので、私の感じることを申し上げたいんですが、やっぱり本来、こういう職業にされている方以外の方にお願いして、草刈りでも、あるいは何でもやっていただくときには、十分市が責任を負うためにも、これは危険ですよと、こういうことはしないでくださいねと、この際マニュアルをつくって、各学校・園にお父さん、お母さん方のお手伝いについてというようなものをつくって、そして危険性とか、子供が近くにいるときはしないようにしましょうねとか、そういうことがぜひ必要ではないかなと、こんなふうに率直に私は感じているところでございます。 このことを申し上げて、私の質疑を終わりたいと思います。ありがとうございました。
○議長(
森田一成君) 他に質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森田一成君) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終結いたします。 本報告は承りおき願います。
-----------------------------------
△日程第2 議案第109号 令和元
年度奈良市
一般会計補正予算(第5号) 外54件
○議長(
森田一成君) 次に、日程第2、議案第109号 令和元
年度奈良市
一般会計補正予算より議案第163号までの55議案を一括して議題といたします。 提案者の説明を求めます。 市長。 (市長
仲川元庸君 登壇)
◎市長(
仲川元庸君) ただいま
一括上程になりました案件につきまして、その内容を御説明申し上げます。 まず、議案第109号から第112号までの令和元年度
一般会計補正予算、
土地区画整理事業特別会計補正予算外2公営企業会計の補正予算についてでございます。 議案第109号、
一般会計補正予算第5号でございますが、人事異動等に伴う人件費の補正といたしまして、全体での増減はございませんが、款ごとの必要額を措置させていただくものでございます。 次に、来年度開催されます東京オリンピック・パラリンピックにおきまして、全国をめぐる聖火リレーが予定されておりますが、その事前準備費といたしまして、聖火リレー実行委員会負担金といたしまして、50万5000円の増額補正を行うものでございます。 また、災害発生時等に自家発電設備への燃料補給や、本市が保有をいたします災害対策車両の受援等に備えるため、自家給油取扱所等建設の設計費用といたしまして、770万円を予算計上させていただいたところであります。 次に、ことし7月、8月の豪雨及び台風10号、19号による被害を受けました農地の復旧工事費といたしまして500万円を措置させていただきました。 このほか、認知症高齢者グループホームへの防災改修等補助及び特別養護老人ホームへの非常用自家発電設備設置補助に係る経費を計上し、また、幼児教育無償化に伴います私立幼稚園
利用者の増加等によりまして、不足が見込まれます施設等利用給付費につきまして、増額措置をさせていただいたものであります。 その他、篤志家の方からの御寄附を寄附者の御意思に沿いまして、
児童相談所の整備及び開設に伴う経費に充当するため、福祉基金に積み立てを行うものであります。あわせまして、介護保険事業に対しましても御寄附を頂戴いたしましたことから、同様に福祉基金に積み立てを行いたいと考えているところでございます。また、旧吐山小学校を介護福祉士養成学校の用途に有償貸し付けするに当たりまして、校舎建設等に対し交付されました国庫
補助金の納付相当額を教育振興基金に、さらに既に実施済みであります小・中学校普通教室の空調設備設置事業の起債償還に対する県
補助金を減債基金に、それぞれ積立金として補正措置を講じるものでございます。 一方で、西大寺駅北口駅前広場整備事業におきまして、事業の進捗に合わせた事業費の減額更正を行うことといたし、これらを合わせました一般会計の補正額としては1億3541万1000円といたした次第であります。 続きまして、債務負担行為補正の追加分でございます。 先ほど申し上げましたオリンピック聖火リレー奈良県実行委員会負担金につきましては、本年度分の予算措置に加えまして、聖火リレーが来年度4月となりますことから、令和2年度に必要な運営費負担金につきましても、債務負担行為の設定を行おうとするものであります。 次に、本庁舎空調設備整備事業につきましては、経年による老朽化等で一部機能停止をいたしております中央棟3・4階の空調設備を令和2年度の夏季までに取りかえを完了するために債務負担行為を設定するものでございます。 続きまして、令和2年度の小学校入学児童に対しまして、入学後速やかに防犯ブザーを配付できるよう、令和元年度中に
事業者選定を行おうとするため、児童用防犯ブザー購入経費といたしまして、債務負担行為を設定いたそうとするものであります。 次に、新たに市立の小学校2校におきまして、給食業務を令和2年4月より民間委託をするに当たりまして、令和元年度中に
事業者選定を行うため、学校給食調理業務委託経費といたしまして、債務負担行為を設定するものであります。 次に、令和2年4月、また5月の小・中学校の給食食材を調達するため、令和元年度中に
事業者選定を行う必要がございますため、学校給食食材調達経費につきまして、債務負担行為の設定を行うものであります。 このほか、古市児童館を初めとする33施設につきまして、公の施設の
指定管理者による管理に要する経費が、協定に基づく指定管理期間が複数年度となりますことから、債務負担行為を設定するものでございます。 次に、議案第110号、
土地区画整理事業特別会計補正予算第1号についてでございますが、国費を活用して進めております近鉄西大寺駅周辺整備につきまして、駅南側の土地区画整理事業の進捗に合わせた事業費の増額補正を行おうとするものでございます。 次に、議案第111号、
水道事業会計補正予算第2号と議案第112号、
下水道事業会計補正予算第1号につきましては、いずれも人事異動等に伴う職員給与費の補正でございます。 次に、議案第113号 奈良市
一般職の職員の給与に関する
条例等の一部改正についてでありますが、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化を図るための法整備が行われまして、地方公務員法におきまして、成年被後見人等に係る欠格条項が削除されましたことに伴い、関係する4つの条例を改正いたそうとするものであります。 次に、議案第114号 奈良市
人権文化センター条例の一部改正についてでありますが、北人権文化センターに
指定管理者制度を導入するため、
指定管理者に係る規定、開館時間に係る規定等、必要な条文の整備を行おうとするものであります。 次に、議案第115号 奈良市
幼保連携型認定こども園の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてでありますが、基準省令の一部改正に伴い、
幼保連携型認定こども園の耐火性能に係る設備基準及び職員配置に係る特例について規定の整備を行おうとするものであります。 次に、議案第116号 奈良市
児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてでありますが、基準省令の一部改正に伴い、保育所の耐火性能に係る設備基準に関する規定の整備を行おうとするものでございます。 次に、議案第117号 奈良市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正についてでありますが、住民基本台帳法施行令の一部改正に伴いまして、引用条文の整理を行おうとするものであります。 次に、議案第118号 奈良市市民参画及び協働による
まちづくり条例の一部改正についてでありますが、地域の多様な主体が一体となって民主的に地域のまちづくりを行う組織であります地域自治協議会につきまして、規定の整備を行おうとするものであります。 次に、議案第119号 奈良市地域ふれあい
会館条例の一部改正についてでありますが、地域の交流活動及び福祉活動の拠点とするため、若草公民館佐保分館を地域ふれあい会館に移行しようとするものでございます。 次に、議案第120号 奈良市
体育施設条例の一部改正についてでありますが、受益者負担の適正化の観点から、プールの
使用料につきまして、65歳以上の市民の
使用料に係る規定を新たに設けるなど、料金体系を見直そうとするものであります。 次に、議案第121号
奈良市営住宅条例の一部改正についてでありますが、民法の一部改正により、債権関係の規定の見直しが行われたことに伴い、敷金に係る規定の追加や、市営住宅の入居者の連帯保証人が保証する額の上限であります極度額に関する規定の追加を行うほか、所要の改正を行おうとするものであります。 次に、議案第122号 奈良市
消防団条例の一部改正についてでありますが、1点目といたしましては、学生消防分団を組織するための団員の定員の改正、2点目といたしましては、地方公務員法の改正に伴う成年被後見人等に係る欠格事項の削除、3点目といたしましては、消防団員の休団に係る規定を追加するほか、所要の規定の整備を行おうとするものでございます。 次に、議案第123号及び第124号 財産の取得の一部変更についてであります。 この件につきましては、令和元年6
月定例会で御議決をいただきましたじんかい車5台と、9
月定例会で御議決をいただきました救急自動車2台につきましては、入札日が令和元年10月1日以前でありましたため、契約金額における消費税率及び地方消費税率8%といたしておりましたが、消費税法の改正に伴いまして10%に変更し、契約金額を変更するものでございます。 続きまして、議案第125号から第154号 公の施設の
指定管理者の指定についてでございますが、今般、33の施設につきまして、それぞれの
指定管理者及び指定の期間を定めようとするものでございます。 次に、議案第155号から第160号までの令和元年度
一般会計補正予算、
国民健康保険特別会計補正予算外2特別会計及び2公営企業会計の補正予算についてであります。 これらにつきましては、人事院勧告に伴う給与改定の人件費補正についてでございます。今般、臨時国会で給与法改正案が可決、成立をし、本市におきましても国の改正を受け、条例改正を行うこととなりましたことから、関連の予算を提案させていただくものであります。 一般会計では8200万円の増額補正を行うものでございまして、財源といたしましては、地方交付税と繰越金を見込んでございます。また、国民健康保険特別会計では70万円、土地区画整理事業特別会計では30万円、介護保険特別会計では100万円の増額補正を行うものでございます。 さらに水道事業会計、下水道事業会計も同様の人件費補正でございまして、水道事業会計分といたしましては684万2000円、下水道事業会計分といたしましては95万6000円の増額補正を行うものでございます。 次に、議案第161号
奈良市議会の議員の
議員報酬、
費用弁償及び
期末手当の額並びにその支給に関する
条例等の一部改正についてでございますが、
一般職の国家公務員の給与改定に伴う特別職の国家公務員の
期末手当の改定に準じまして、本市の議会の議員及び特別職の職員の
期末手当の支給割合を改めようとするものであります。 次に、議案第162号 奈良市
一般職の職員の給与に関する条例及び奈良市
一般職の
任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部改正についてでありますが、人事院勧告を受けまして、
一般職の国家公務員の給与改定が行われましたことに準じ、本市の
任期付職員を含みます
一般職の職員の給与の改定を行おうとするものであります。 次に、議案第163号
工事請負契約の締結についてでございます。 本件は、六条奈良阪線街路改良工事その2を行うものといたしまして、契約金額2億774万6000円で、吉村建設株式会社代表取締役 吉村修一氏と一般競争入札により契約を締結いたすものでございます。 以上、ただいま
一括上程になりました案件につきまして、その概要を御説明申し上げました。 御審議を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(
森田一成君) 22番八尾君。
◆22番(
八尾俊宏君) 動議を提出いたします。 ただいま議題にされております日程第2、議案第109号外54議案につきましては、市長より説明がありましたが、我々議員といたしましても詳細に検討いたしたいと存じますので、本日はこれで散会し、明30日より12月3日までの4日間は議案熟読のため本会議を休会し、4日午前10時より再開されたいと存じます。 各位の御賛同をお願いいたします。
○議長(
森田一成君) 27番田畑君。
◆27番(
田畑日佐恵君) ただいまの動議に賛成いたします。
○議長(
森田一成君) ただいま22番八尾君より、議案熟読のため、明30日より12月3日までの4日間は本会議を休会し、4日午前10時より再開されたいとの動議が提出され、賛成者もあり、動議は成立いたしました。 よって、本動議を直ちに議題といたします。 本動議のとおり決することにいたしまして御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森田一成君) 異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたします。 本日はこれで散会いたします。 午前10時50分 散会
----------------------------------- 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
奈良市議会議長
森田一成 奈良市議会議員
階戸幸一 奈良市議会議員
藤田幸代 奈良市議会議員
田畑日佐恵...